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DTM初心者が覚えるべきMidiの基礎知識

DAWソフトを使う上でMidiという単語は頻繁に出てきます。 このページではDTM初心者向けに「Midi」を解説しています。
DTM初心者の方でもこのページを読めばMidiについて理解が深まると思いますので、是非参考にして下さい。

Midiとは

Midiとは電子楽器間でデーターの通信を行う、世界共通の規格です。国際基準となっていますので、現在販売されているアナログシンセサイザー、シーケンサー、オーディオインターフェイスなど様々な機材に搭載されています。

「打ち込み」と言われる電子音を使ったテクノなどの音楽ではもともと、アナログシンセサイザーをシーケンサーと言われる機材でMidi信号をもとに自動で動かしていました。古いシーケンサーは音の高さや、音の長さなどを数値で「打ち込む」事が必要だったため、それがもとになり「打ち込み」と呼ばれ始めました。

Midiは楽譜

Midiという言葉には多くの意味を含んでいます。全てを記載してしまうと逆に分かりづらくなってしまいますのでDTMでのMidiは、どこのタイミングで、どんな強さで鳴らす、最初は楽譜であるとお考え下さい。

同じMidiファイルでもアサインするシンセサイザーやサンプラーで音声が変わる

Midiは音声ではないのでトラックに割り当てている物がシンセサイザーなのか、サンプラーなのという事で同じMidiファイルであっても、出力される音声は変わってきます。

Midiクリップにシンセ1を割り当てた場合

Ableton Live9に入っているOperatorを使っています。パラメーターなどは変えていません。

MIDIクリップにシンセ1を割り当てた場合
MIDIクリップにシンセ1を割り当てた場合

同じMidiファイルを使っています。

Midiクリップにシンセ2を割り当てた場合

Ableton Live9に入っているSoft Horns Brassを使っています。パラメーターなどは変えていません。

1つ目のMidiファイルとMidiの長さ、強さは同じですが割り当てているシンセサイザーが違うので音色が変わりました。

MIDIクリップにシンセ2を割り当てた場合
MIDIクリップにシンセ2を割り当てた場合

同じMidiファイルを使っています。

Midiクリップにサンプラーを割り当てた場合

Ableton Live9に入っているBackbeat Roomを使っています。パラメーターなどは変えていません。

1つ目、2つ目と同じくMidiファイルは変わりませんがサンプラーを割り当てたためドラムの音になりました。

MIDIクリップにサンプラーを割り当てた場合
MIDIクリップにサンプラーを割り当てた場合

同じMidiファイルを使っています。

ベロシティを使って音声の強弱を調整できます

ベロシティーは音声の強弱を表します。

ベロシティ

Midiの打ち込みにはグリッドが重要

Midiの入力画面ではグリッド線が、どのDAWソフトでも表示されています。グリッドに合わせる(スナップ、吸着)とBPMと完全に同期した状態で音声が鳴ります。

グリッドを合わせた場合のメリット

グリッドはBPMと同期しているので、グリッドを合わせるとBPMに沿って音声がなるため不自然に聴こえる事がない

グリッドを合わせた場合のデメリット

BPMと完全に同期しているため、機械的な曲になりやすいデメリットがあります。人間がギターやドラムを演奏した場合、リズムやメロディーがテンポと合っていても厳密には、じつは多少の誤差が生まれ、その実際のテンポとの誤差が、人間味があり気持ち良く聴こえるポイントになります。

拍子の頭をグリッドを固定しない場合は気持ち良く聴こえない曲になってしまいがちですが、わざと拍子の裏などのMidiノートをグリッドに合わせず人間味を与えるという方法もありますので、是非試して下さい。

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