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すっきりミックスダウンできない時に試すべき4つのこと

ミックスダウンはトラックダウン、2ミックスとも呼ばれ曲の仕上がりを良くするためのとても重要な作業です。
キック、スネア、ハイハット、ベース、メロディーなど各トラックをボリュームや音の定位(パン)を決め、1つのLRステレオトラックにオーディオでファイルを書き出しまでの作業をミックスダウン、またはトラックダウンと呼びます。
このページではミックスダウンをする時に知っておきたい事を紹介していますので是非参考にして下さい。

なぜミックスダウンが必要なのか?

日常聴いている様々な音楽は違和感なく聴けるようにミックスダウンがされています。 各トラックのボリューム、音の定位を細かく決めてバランス良く調整する必要があり、ミックスダウンに手を抜いてしまうと以下のような例になってしまいます。

ミックスダウンの良くない例

  • ボーカルやメロディーよりも他のボリュームが大きすぎ曲のバランスが良くない。
  • キックが中央ではなく、左右のどちらかに偏りすぎている。
  • 近い周波数の音が重なりすぎてしまい、その箇所の音抜けが良くない。
  • ドラムやパーカッションやシンセなど、全てのトラックが中心に置かれ重なり、飽和状態で音が埋もれ聴きとりずらい。

ミックスダウンに試すべき4つのこと

ロック、アニソン、テクノ、EDM...どんな音楽を作る場合でもある程度の常套手段がありますので、以下を試してください。

低音は中心に

低音にパンを振ったとしても、パンの効果が分かりづらいのでキックやベースなどはモノラルもしくはステレオの幅を狭めて曲の中心に置きましょう。中心に置くことで曲に芯が出てきます。

音が重なった場合 その1(パンを振る)

ボーカルやメローディーはステレオの中心に置いているので、ハイハットやパーカッションなど近い周波数の音が重なってしまった場合はパンを左か右に振り音の通り道を作ります。 そうすることで抜けが良く聴こえ、リスナーにとって聴きやすくなります。

どちらを中心に置くか迷った場合は、どちらを優先的にリスナーに聴いて欲しいか?と優先順位を考えましょう。

音が重なった場合 その2(イコライザーを使う)

イコライザーを使い重なった部分をカットして音の通り道を作ります。イコライザーを多用しカットしすぎるとダイナミクスが損なわれてしまうので、少し注意が必要です。

自分でミックスダウンをする

ミックスダウンは曲の製作者が行うか、エンジニアがミックスダウンをする時に立ち会う事をおすすめします。製作者自身であればその意図をミックスダウンに反映させる事が可能です。曲の製作者以上に曲の意図を理解できる人はいません。何も知らないエンジニアが勝手にミックスダウンすると、そのエンジニアの好みになってしまいます。

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