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アナログシンセに負けない!ソフトシンセでアナログ感の出し方

「ソフトシンセよりもアナログシンセやハードシンセの方がアナログ感があって音が暖かい」
「アナログシンセやハードシンセを使った方が良いサウンドが出るのでは?」
などと思った事はありませんか?

ソフトシンセはデジタル感が出すぎると思い、ソフトシンセを敬遠する人は多くいます。

しかしヨーロッパやアメリカのミュージシャンでアナログシンセ・ハードシンセを一切使わないプロミュージシャンは大勢います。

このページではソフトシンセを使ってもアナログ感を出し、太い音を出す方法を紹介しています。 ソフトシンセはアナログ感がでないからアナログ・ハードシンセを購入しようか悩んでいる方は以下の方法をためして、自分にアナログ・ハードシンセが必要か不必要か考えてみましょう。

DTMでもソフトシンセにアナログ感を加えればアナログ・ハードシンセに負けない!

ソフトシンセはパソコン内で動かすため、音にデジタル感が出てしまいます。 アナログ愛好者はデジタル感を好まないのでソフトシンセは敬遠されがちです。

そこでソフトシンセにアナログの質感を与えるプラグインを通しデジタル感がする音からアナログ感へ変化させます。 アナログ感をもたらすプラグインは有料・無料問わず多く存在します。
ソフトシンセから音を出し、そこから以下のプラグインに音を通す事で「ノイズ」「歪み」「倍音」を音に加えることでアナログの質感を与えます。

アナログ実機をシミュレートしたプラグインコンプレッサー
アナログ実機をシミュレートしたプラグインEQ
テープエミュレーター
チューブアンプシミュレーター

特にWavesが作ったプラグインは忠実に作られている物が多くありますので、ソフトシンセの音にアナログの質感が出るため、ソフトシンセと言われるまで聞き分けは難しいのではないかと思います。
そのためアナログシンセ、ハードシンセを導入せずともソフトシンセで十分対応できます。

ソフトシンセにアナログ感や暖かさを出すのにおすすめの有料・無料プラグイン

有料プラグイン

Waves Kramer Master Tape

Waves Kramer Master Tape テープシミュレーター

数あるテープシミュレーターの中でも特に有名であるKramer Master Tape。
ビートルズ、ジミ・ヘンドリックス、ローリング・ストーンズなど数々の歴史的ミュージシャンと名盤を生み出してきたエディ・クレイマーが監修したプラグインで、このプラグインを使うとアナログ感溢れる暖かいサウンドへ一気に変身します。

Kramer Master Tapeはヴィンテージリールマシンをモデリングしていて特に注目すべき所は、テープの速度、ノイズのパラメーターが調整できる所で、ヴィンテージの質感をさらに作り込むことが可能になります。 レコーディング、ミックスダウン、マスタリングにはかかせないプラグインの1つで他のテープシュミレーターとは一線を画す素晴らしいサウンドが生まれます。 Ampex 350とAmpex 351を組み合わせて作り、Wavesの中でも名作プラグインの1つだと思います。

PSP VintageWarmer2

VintageWarmer2 マルチバンドコンプレッサー

マスタリングでアナログ感の味付けとして使われる事で有名なプラグインのコンプレッサー。 「Wavesはみんな使ってるから人とは違うサウンドを出したい」という人におすすめです。
見た目がとてもシンプルでアナログメーターが表示されていますので、コンプレッサーがどれくらい音を圧縮しているのかを視覚で確認することができます。 ドライブのパラメーターを調節することで、太く・暖かい音に変化し「全体的に角が取れた」ような印象になります。

無料プラグイン

Voxengo Tube Amp

Voxengo Tube Amp チューブアンプシミュレーター

ドライブのパラメーターを上げていくとサウンドに少しずつ暖かさが出てきます。 まるで真空管を通して出したようなアナログ感を加える事が可能です。
フリーで使えるプラグインですが、有料プラグインに負けないサウンドを楽しむ事ができますので、決してあなどれない優秀なプラグインです。

アウトボードに音を通してアナログ感を加える方法もある

1つ目ではプラグインを使った方法を記載しましたが、アウトボードを使ってアナログ感を出す方法もあります。

実機のコンプレッサーやEQなどの周辺機器をアウトボードと呼びます。 アナログ回路や真空管が使われたアウトボードに音を通すと、音がデジタルからアナログに変化します。 なぜアナログに変化するかというと、パソコン内は0と1の数列でデータができますが、パソコンで作った音をアナログのコンプレッサーや真空管を通すと0と1でできた物から最初と違う数列に変化するためです。

実際の使い方はパソコンからインターフェイスを通り音を出し、最後にアウトボードに通し音を出します。

あなたはアナログシンセ・ハードシンセを音だけで区別できる?

スピーカーやヘッドフォン、ライブハウスやクラブ等のスピーカーで流れている音楽を聴いてアナログシンセやハードシンセが使われているか、ソフトシンセが使われているか区別できますか?
おそらく音だけ聴いて判断できる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
家でCDやmp3やwavで音楽を聴いた時に、この曲は「ハードシンセを使ってる」「ソフトシンセを使っている」と思ったことはないでしょう。

人間の認識はとても曖昧な物で、目で見てハードシンセを使っていると「ハードシンセはやっぱり音が良いな」「音が暖かい」と思ってしまう事もあるのではないでしょうか。

しかし音楽に重要なのはあくまでも、音質やグルーヴですので無理にハードシンセ、アナログシンセを導入する事はないと思います。

まとめ

アナログシンセ・ハードシンセはピンからキリまでありますが、ビンテージシンセになると数百万円するものもあり、その微々たる違いに高価な金額を出すことは、コストパフォーマンスが良いとは言えません。

上記に記載した
ソフトシンセにアナログ感や暖かさを出すのにおすすめの有料・無料プラグイン
アウトボードに音を通してアナログ感を加える方法もある
の方法だと数千円〜数万円で実現可能です。

これまでアナログシンセがないと良い音が出ないと思っていた方でも、このページの内容を試して頂ければハードシンセ・アナログシンセなどの実機がなくても良いサウンドを作れると思います。

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