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プロも使用する4つのおすすめソフトシンセ

ソフトシンセは各メーカーが様々な種類を開発、販売しそれぞれのソフトシンセに個性や特徴があります。
このページではDTM初心者の方にも分かりやすく理解・活用して頂けるよう、ソフトシンセの概要、おすすめするソフトシンセの特徴・システム動作条件をご紹介しています。

ソフトシンセの概要

ソフトシンセとはソフトウェア・シンセサイザーの略称です。

実機のアナログシンセサイザーは電子回路を合成し音声を発音します。そのシンセサイザーの電子回路をパソコン上でエミュレート(模倣)しヴァーチャルで発音できるようにした物がソフトシンセとなりヴァーチャルシンセと呼ばれることもあります。

数々の名作アナログシンセの多くはソフトシンセで販売されている

アナログシンセサイザー名作といえばのRolandのJupiter、YAMAHAのCS-80、MoogのModular、KorgのMS20など数々ありますが、その多くはとても高価であり、実機のため壊れてしまったりメンテナンスに費用がかかるので、あまり一般的にではありませんでした。 現在はパソコンの性能が著しく向上し名作のシンセはもちろん、無料のシンセをパソコン上でエミュレートし、ソフトシンセとして使用することが可能になったため、多くのミュージシャンに扱われるようになりました。 ソフトシンセはパソコン上で使うので実際に現物の機材があるわけではなく、メーカーサイトからダウンロードしたり、購入したインストールCD・DVDをお持ちのインストールして使います。

4つのおすすめソフトシンセ

Native Instruments KOMPLETE 11

Native Instruments KOMPLETE 11

Native Instruments社はこれまでに数々の名作ソフトシンセを開発した会社としてミュージシャンの間ではとても有名な会社です。 MASSIVE、FM8、ABSYNTH、Reaktorなど有名なソフトシンセからサンプラーの名作Battery、KONTAKTや、DJソフトとして有名なTraktorまで様々あります。 Native Instruments KOMPLETEはNative Instruments社がこれまで開発したソフトシンセ、サンプラー、サンプル、エフェクトが大量に入った製品です。

45製品ものプラグイン、13,000以上のサウンド、155GBものサウンドライブラリーがありますので、この製品を購入すれば他の製品を購入せずとも、高品質の曲を作りやすくなります。

KOMPLETEが発売される前に単体でMASSIVE、ABSYNTHなどを好んで使っていましたが、もともとメーカーが作ったプリセット音が太くしっかりした素晴らしい音ばかりなので、ほとんど手を加えなくても使える音ばかりでした。印象としてはギラギラした存在感のある音が多かったです。EDM、Dubstep、Hiphopなどに向いているのではないかと思います。

特にMASSIVEが入っているのは重要で、MASSIVEは太いキックを作るのにも重宝しますし、存在感のあるベースも容易にプリセット音に入っています。 MASSIVEユーザーはDTMユーザーに使用率が高いのでGoogle等で調べると多くの作り方が出てきやすく、DTM初心者の方にも特におすすめできます。

システム動作環境

Windows
OS Windows 7 以降
メモリ 4GB RAM(KONTAKT Instrumentsを使用時には6GB推奨)
対応 スタンドアローン、VST、AU、AAX
Mac
OS Mac OS X 10.9 以降
メモリ 4GB RAM(KONTAKT Instrumentsを使用時には6GB推奨)
対応 スタンドアローン、VST、AU、AAX

詳細なシステム動作環境はメーカーHPでご確認下さい

SPECTRASONICS Omnisphere2

Spectrasonics Omnisphere 2

SPECTRASONICS社はベースシンセTRILIAN、ドラム・パーカッションサウンド・モジュールStylus RMXを開発してきました。 SPECTRASONICSの開発する製品は独自のインターフェイスがあり、膨大にある高音質なサウンドライブラリーから直感的にお気に入りのサウンドを探しやすいことが特徴です。

Omnisphereの前身のAtmosphereという32bitのみで動くソフトシンセが最初に発売され、その後にUVIエンジンからSTEAMエンジンに変更されるなど、様々な改良をされたOmnisphereが発売されました。 音質の良さに定評があるOmnisphereですが、Omnisphere 2になり100倍を超えたの新波形や数え切れない膨大なサンプル素材が搭載されています。 とても1日でチェックできないほどです。

Omnisphere 2にはSound Lock機能という物が搭載されていてOmnisphere 2でお気に入りのプリセット音のチェーニング、エフェクト等の設定をそのままにして違うOmnisphere 2内の違う音色に変えて音を鳴らす事が可能です。DTM初心者の方でもプリセット音を組み合わせることで好みの音色を作りやすくなっています。

システム動作環境

Windows
OS Windows 7 以降
メモリ 4GB以上のRAM、8GM以上のRAMを推奨
対応 VST、AAX
Mac
OS Mac OS X 10.9 以降
メモリ 4GB以上のRAM、8GM以上のRAMを推奨
対応 VST、AU、AAX

詳細なシステム動作環境はメーカーHPでご確認下さい

ARTURIA V COLLECTION 5

Arturia V Collection 5

フランスのArturia社はこれまでにアナログシンセの名作の数々をソフトシンセとして復刻してきました。Moog Modular V、Prophet V、CS-80 V、Arp2600 V、minimoog Vなど有名なものばかりです。

Moog製品などは特にコアな実機アナログシンセのファンがとても多いですが、マニアックなシンセファンも納得できるアナログ感を忠実に再現している事が、Arturiaの製品の特徴です。 17種類のシンセを網羅しているブラウザを搭載していますので、お気に入りのサウンドを探しやすく管理しやすいのもありがたいですね。

システム動作環境

Windows
OS Windows 7 以降
メモリ 4GB RAM以上
対応 スタンドアローン、VST、AAX
Mac
OS Mac OS X 10.8 以降
メモリ 4GB RAM以上
対応 スタンドアローン、VST、AU、AAX

詳細なシステム動作環境はメーカーHPでご確認下さい

Reveal Sound Spire

Reveal Sound Spire

Reveal SoundのSpireはとてもシンプルで使いやすく、とにかく音が太い事が特徴です。

メーカーサイトにもありますが、Trance、Progressive House、EDMなどのサウンドパックがあり、ギラギラした音が多くNative InstrumentsのMASSIVEやNovationのV-Stationと近い印象。 画面の各セクションも一目で分かる構造になっていてMidiのアサインを行いやすく、直感的に動かす事ができ好印象です。

現代のクラブミュージックを作ることを目指す方にはおすすめできます。

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